監物恒夫紹介
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神輿解説 第四回 藤岡 諏訪神社 神輿 平成の大修理  平成29年(2017)4月記

 藤岡は中山道の脇街道で上方(江戸時代は京が上方)より追分(信濃)で中山道より分かれ下仁田、富岡を経て藤岡宿に至る。この先本庄宿で再度中山道に合流する。富岡の名で思い出されるのは富岡製糸場と考えるのは私だけではないでしょう。上野(こうずけ)国は現在でも蚕を養育したと思える家屋が多い。藤岡は織物の集積地で後に日本橋室町に開店した越後屋呉服店(後の三越)が出店したという。ここでの商いが成功したのであろうか、安永9年(1780)に鎮守社の諏訪神社に神輿二基を奉納したという。階付きの二重座、外は井垣、内は擬宝珠勾欄この勾欄には竜が絡む。

 平成27年(2015)5月9日日本橋三越前より渡御された。実は2年前もう一つ八坂様(諏訪大神の妃神か八坂神社なのか不明)と呼ばれる神輿が同じ日本橋を渡御したが、この時の大鳥(鳳凰)は前立て付きの鋳物鳳凰で江戸時代の神輿と思えない姿を見せていた。今回修復されたと聞いて行ってみたが前回とは全く異なる鳳凰が神輿露盤上に納まっていた。古い神輿に古い形態の鳳凰を考慮された方々に敬意を表したい。

 良すぎるから一つ苦情を言わせて頂くと、なぜこれだけ神輿本来の姿にしたのに化粧綱だけは現代風にされたのか疑問が残る。太くて長すぎる為、露盤、野筋などあれだけ美しい流れや露盤(別称箱枡)の基本形が大変見づらくなってしまった。

 

 最近は苦情も言いたくないほどめちゃくちゃな修理が多い中で、良い方が多く感じた神輿である。この鳳凰こそが江戸流の基本であることを改めて知らしめた神輿である。

 諏訪神社 鎮座地:群馬県藤岡市藤岡