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四方山話(1) 南砺市からの便り・・・高野山金剛峰寺 唐櫃

先日頂いた便りの中に、大変興味深いことが書いてあった。

日本伝統職人技術文化研究会の方々が日本の職人文化啓蒙のために「将来の国宝を作る」というスローガンを基に唐櫃を製作し和歌山県の高野山金剛峰寺に納めたという。

金剛峰寺といえば高野山真言宗の総本山で奥之院には開祖弘法大師が今でもおられ日毎2回唐櫃に入れて1200年お食事が運ばれているという。これに使用されるのであるが、今回納められた唐櫃は特別の時だけの使用されるものである。

 

「将来の国宝を作る」という唐櫃はどんなものかと見てみると、被せ蓋の上に唐破風の屋根がつき檜皮に葺かれています。本体は木曽檜材の素木造りで隅留は幻の組手が施されているようです。胴には格狭間が中央にあり、下部より金箔、組子細工最上部には金剛杵(こんごうしょ)が取り付けている。金剛杵はインド神話上で武器としたようでこれを譬えて密教法具になったようである。この材質をインド産の本白檀で彫られています。四脚にはアワビ貝を0.1ミリの薄くし耀きを最大にいかした宝相華文を螺鈿細工がされているようです。

 

まだ沢山書きたいですが、残念ながら現物を観ておりませんが、金剛峰寺の新別殿に展示されている模様です。

 

この文面に久々に喜びがわいた。まだ職人魂がいる時代に新造、修復をしてほしい。修復をしなければ臍、木組みなどが外観からはわからない所があるからである。

​令和元年7月記

​※南部白雲氏より写真を提供していただきました(令和元年8月追加)

唐櫃

脚部装飾

格狭間

隅留めに施された「菊天秤の逆」と言われる組手

@ 南部白雲氏写真提供