監物恒夫紹介
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神輿解説 第一回 日吉大社 国指定重要文化財神輿七基(1)

この神輿をはじめて観たのは四十年前のことでした。
当時は神輿そのものの価値もわからず、国指定重要文化財神輿(以下重文神輿)という言葉だけが 評価の手掛かりでした。
何の縁か、その後頻繁に日吉大社に通うことになり、その都度七基の神輿と対面しています。

普通、最初に観た印象は二度、三度とみてもあまり変わらないと言われますが、
この重文神輿は、毎度毎度、前回の印象を覆して私に迫ってきます。
このような神輿は私の神輿研究の道のりの中で数基しかありません。

はじめに桓武天皇より寄進された日吉大社の神輿は、現在の重文神輿まで京都御所で
卓越した技能を携えた大仏師により新造されてきており、
古典、紀行文などでも「美の権化」と形容されてきました。
作家の司馬遼太郎氏は「叡山の諸道」で、この神輿を金色の戦車と書かれ重量感を強調されています。

このたび、日吉大社より許可を得て、この重文神輿を写真で紹介いたします。
全体写真はここでは取り上げていません。
部分が優れているので全体が素晴らしいというところを見ていただきたいのです。

第一回目は樹下宮の蕨手です。
隅木の鳳凰の金銅金具、この彫刻の切れが美しさを引き立てています。
蕨手の金銅金具には菊花紋が八重で刻まれています。

順を追って七基を説明したいと思いますが、七基はすべて装飾飾りが異なっています。
金銅金具がすべて異なる神輿は全国でもあまり例がありません。